出産のこと
去年の昨日、つまり2017年11月12日は出産予定日でした。その翌日、2017年11月13日の夕方、うたた寝から起きた際に激しく咳き込んでバシャッと破水。
軽くパニックになりながらも病院に電話。すぐに入院することになり、陣痛タクシーをよんで、荷物を準備して、旦那や親に電話をして、病院に向かいました。
タクシーの中で運転手さんが色々と話をしてくれて、徐々に落ち着いていきました。
病院で赤ちゃんの無事を確認したらほっとしたのを覚えています。
破水したものの微弱陣痛だったので、去年の今頃は余裕で病室でテレビ見てました。
でも、日付が変わる頃には結構お腹が痛くなり、ほとんど眠れませんでした。
時々助産師さんが来てくれるのを心待ちにしながら一晩過ごしました。朝にはもうフラフラでした。
それでも朝食は完食して、診察。陣痛促進剤を使うことが決まりました。
2017年11月14日の9時頃に促進剤を開始。すぐに痛みが強くなり、どんどん痛みが強くなり、汗をダラダラかき、吐き気を感じながらも吐くことはなく、でも気持ち悪いから水を飲むこともできず、夫に背中をさすってもらいながら数時間すごしました。
助産師さんの内診が痛い痛い。子宮口を広げようとグリグリされるのが1番痛かった。
そんなことをされるのにも関わらず、助産師さんが部屋から出て行くときには心細くなり、入ってくるときにはホッとした。
この痛みがいつ終わるのかわからない、どこまで強くなるのかわからない恐怖。陣痛が始まってから、ずっと恐怖。
1分が長い長い。20分後にまた来ます、と助産師が部屋を出てからの20分は永遠にも感じられた。
いよいよ子宮口が全開となり数回いきんだら、赤ちゃんの心拍が弱まったと、助産師さんがバタバタし始め、あっという間にお医者さんが二人、助産師さんも増えていた。吸引分娩にすると説明があり、その時、そうやくこの痛みも終わるんだとホッとしたのを覚えている。
脚を押さえられ、会陰切開のための麻酔がされ、すごく怖かった。怖かったけどどうしようもない。
お医者さんから、いきむときは息を止まるよう言われたが、恐怖からパニック気味の私は理解できず、いきむときに叫んでしまう。数回いきんだから息をとめるという意味が理解でき、いきむときに息を止めることができたが、うまくいきめた感じはしない。それでも吸引分娩だったので、スポーンと産まれた。
産まれてすぐ保育器に。心配だったけど、数時間で保育器から出られて一安心。
その日のうちに両家の両親達が見に来てくれた。
小さくて小さくて小さくてかわいい赤ちゃんの誕生を皆が喜んでくれた。
今にも消えてしまいそうな小さくて小さくて小さくてか弱い存在だった私の赤ちゃん。明日で一歳。明日からは幼児。
今は力強く生命力に溢れている。かわいいかわいい私の宝物。産まれてきてくれて、無事に大きくなってくれて、ありがとう。